筍worker

介護する家族などが時々「ボケて何にもわからなくなっちゃって」と言うことがあるが、実は彼らは何も理解できなくなっているわけではない。自分が現実にそぐわないことを言っているのではないか、周りに「ちょっとおかしい」と思われているんではないか、このまま誰にもまともに相手にされなくなるんではないか、そういう「現実社会」からゆっくりと自分が切り離されていく恐怖感を持っていることは、認知症の初期にちょっと気をつけて様子を見ていればすぐわかる。徘徊や不潔行為(便いじりなど)易怒性などの各種問題行動とされているものの多くは、現実認知能力の低下と、それに伴う自尊感情の低下が大きな原因であるとされている。

漂流生活的看護記録 : 先にボケた者は幸せ、という嘘

身体抑制とあわせて考える